利害関係の一致は国境を越える | INDIGO DREAMING

利害関係の一致は国境を越える

なんで10年間も続いたかといえば、お互いの利害関係が一致してたからというのが一番の理由かな。

私はキャリアウーマンでも高給取りでもないくせにぐーたらで尽くされるのが当たり前と思っているジコチューのしし座女。
家族からは「」を通り越して「殿」と呼ばれていた。

一方、相手は大衆に媚びることが出来ない世渡り下手なアーティスト。とことん尽くすさそり座の男。
このさそり座男の尽くし方を気色悪いと思わず当たり前にさえ思うことができるのはしし座女だけかもしれない。まあ、多少しつこいとは思ってたけど・・・

なんてことはどうでもいいが結婚登録後に私の家族は肩の荷をなでおろして「これで今までの私たちのプロブレムは今日からあなたのプロブレム」、「グッドラック!」っと娘の聞こえないところでだんなに告白していた。

だんなの家族にとっても、「この子は一生一人で食べていくことは出来ないだろう」っと思っていた節があるので、働く女性と結婚してくれてほっとしていたらしい。

ということでお互いの欠点を補完しあう都合の良い世界が今日まで延々とつづいている。


著者: 川口マーン恵美
タイトル: 国際結婚ナイショ話