ウルトラマン
怪獣に追われて一生懸命に逃げる。
アパートの裏の山に向かって走る。
その先には懸命に逃げる父と母の後姿が見えたが、どんどん遠くなってしまう。
一人になってしまった不安でいっぱいになったところへウルトラマンが前からやってくる。
助かった!!!
と思ったのもつかのま、ウルトラマンが私に向かって襲ってくる。
5才の私は恐怖のあまり声にならない叫びにのどを震わせながら
怪獣とウルトラマンの両方から逃げようと方向転換する
が、所詮逃げきれるものではない。
ひざに力が入らず体が前に進まない。
あせりで心臓はこれ以上早くならないほどに鼓動する。
もうだめだ、絶体絶命!
と目をつぶったところで目が覚める。
体が汗でぐっしょりしている。
アパートの裏の山に向かって走る。
その先には懸命に逃げる父と母の後姿が見えたが、どんどん遠くなってしまう。
一人になってしまった不安でいっぱいになったところへウルトラマンが前からやってくる。
助かった!!!
と思ったのもつかのま、ウルトラマンが私に向かって襲ってくる。
5才の私は恐怖のあまり声にならない叫びにのどを震わせながら
怪獣とウルトラマンの両方から逃げようと方向転換する
が、所詮逃げきれるものではない。
ひざに力が入らず体が前に進まない。
あせりで心臓はこれ以上早くならないほどに鼓動する。
もうだめだ、絶体絶命!
と目をつぶったところで目が覚める。
体が汗でぐっしょりしている。
- 宮西 達也
- いとしのウルトラマン