崖っぷち | INDIGO DREAMING

崖っぷち

家の近くには坂を下ったところに海岸があった。

妹や友達とよく遊びに行ったものだ。


ある日、妹と遊んで家路につくときに後方の私が、崖から足を滑らせて下に落ちそうになる。

両手で必死に崖の縁につかまっているのだが、崖はどんどん崩れ落ちてくる。



そのうちもう手がしびれてきて片手だけになる。


下は海。


妹は上から、私の状態を見てパニック状態になり、ただ座り込んでわーんわーんと泣き叫ぶばかり。

こちらが「しっかりしなさい、大丈夫だから。急いで誰か呼んできて」と励まさなければならない始末である。

しかし、内心はそんな余裕はなく

「もう、ダメかな。」

と、思っている。

小学生になってからかなりの頻度で見た夢