あまのじゃくの潜在意識 | INDIGO DREAMING

あまのじゃくの潜在意識

彼が観客を魅了したライブ 当日の夜
とても変な夢を見た。

ライブの後、ギターの荷物を車に詰め込んで
これから家に帰るところだった。
私は車の助手席で彼が用事を済ませて戻ってくるのを待っていた。
近くのバス乗り場には最終バスが待機していた。

ライブの後で彼のCDを買ってサインを頼んだ男が
バスに乗り込むのが見えた。

戻ってきた彼がそれに気がついて
その男に挨拶しに行った。
彼はわざわざバスの中まで乗り込んで行く。

私は
「バスの中まで挨拶に行くなんて・・
他の乗客の邪魔だし発車しちゃったら困るじゃない・・・」
と心配しながら見守っていた。

挨拶をした後、
彼は他の乗客の流れに逆らってバスから出ようとした。
そして、もみくちゃにされて
バスのドアから仰向けに落ちて倒れた。

バスの出口にたむろっていたガラの悪い男達が
彼を蹴りまくった。
もがき苦しむ彼。

「ああっ、どうしよう!」

と思った時、目が覚めた。

朝になって、その話を彼にしたら

「昨日はなんかひどい悪夢でうなされてた」

と言った。
でもどんな夢を見たかは既に忘れてたようだった。

この夢にどんなメッセージがあるのだろう。


星 新一
だれかさんの悪夢